■ ミャンマーの概要

国 名 ミャンマー連邦
首 都 ヤンゴン
国 土 68万平方メートル (日本の約1.7倍)
人 口 約5,100万人
言 語 ミャンマー語が公用語
宗 教 約80%は仏教徒(南方上座部仏教)
産 業 農業が基盤。チーク材、宝石(ルビー、サファイア、翡翠)の産出国

 

□ 気候 □
ミャンマーは、全体としては熱帯モンスーン気候だ。一年の半分は全く雨が降らず、残りの半分に集中的に雨が降る。 一般的にミャンマーは1年が3つの季節に分けられている。


暑期(3月中旬から5月上旬)

非常に暑い時期。雨は全くなく、気温が非常に上がる 。
日中の気温が40℃を越すことも珍しくない。外はジリジリと肌を刺す暑さで何も出来ない。
この時期は朝早く行動し、日中は冷房の中、夕方からまた動き出すのが一番良い。
この一番の暑さの中、4月ミャンマーの新年にあたる「水祭り」がある。
雨期(5月中旬から10月上旬)

雨期といっても一日中雨が降っている訳ではなく、それまでの半年間に雨が全く降らなかったのに対し、雨が降るといった感じだ。ただ降る時はものすごいドシャ降りあで、道路が川のようになってしまうこともある。日中の気温は30℃近くになる。
ただこれもヤンゴンの話で、バガンやマンダレーに行くとそれほど激しい雨は降らない。かえてそれまでの暑期に比べ、雨のせいで気温も下がり、緑も青々とし過ごしやすい。
乾期(10月中旬から3月上旬)

突然雨が降らなくなったと思うと、これから約6ヶ月間雨が降ることはない。
この時期はミャンマーの最高なシーズンだ。日中もそれほど気温が上がることがない。
また湿度が非常に低いので快適だ。日中の気温が30℃になることもほとんどない。
朝、晩は肌寒いくらいだ。特に東北部のシャン州ではこの時期暖房を入れる所もある。

 

□ ミャンマーの食事 □


代表的なミャンマーの食事は、ご飯と、肉(豚、鶏、魚)のカレー、それにスープだ。
カレは唐辛子、にんにく、玉ねぎに大量の油を使っている。
油が上澄みのようになっていてカレーのルーがその中に沈んでいる感じだ。
これを大量のご飯と食べる。
一食に洗面器一杯分くらいのご飯を食べてしまう。

朝食はちょうど日本の素麺のような米で作られた緬に魚のスープをかけて食べる、モヒンガという料理が一般的だ。 このスープに使われている魚はナマズで、これを玉ねぎ、にんにく、生姜、唐辛子と長時間コトコトと煮込んだものだ。


 

□ ミャンマーの通貨  □


ミャンマーでは、3種類のお金が使われている。
ミャンマーの通貨チャット(Ks)、米ドル(US$)、それに外貨兌換券 Foreigh Exchange Certificates
(FEC)だ。

チャット(Ks)


紙幣の種類は、1,5,10,15,20,45,50,90,100,200,500,1000Ksの12種類。
45Ksや90Ksなどの半端な数の紙幣の存在には色々と事情があったが、
現在は新たに発行されていない。ローカルのマーケットなど、Ksを利用する。
ミャンマー人の日常生活は全てKsで行われている。



米ドル(US$)

ミャンマーでは外国人はUS$で支払わなければならない場面が多い。
例えば旅行者は、ホテル代、航空券、施設入場料他すべてKs(チャット)ではなく、US$またはFECで支払わなければならない。
また外国人がミャンマーに在住する場合は、家賃、水道代、電気代、電話代全てUS$またはFECで支払うことになる。

外貨兌換券(FEC)

ミャンマー国内でUS$と全く同価で利用できる金券だ。
紙幣の種類は、1,5,10,20FECの4種類。
もちろん、ミャンマー国外では単なる紙と同じだ。



為替レート

ミャンマーでは為替レートが公共レートと実勢レートで全く異なる。
因みに2004年9月現在では、公共レートはUS$1が約Ks6であるのに対し、実勢レートはUS$1が約Ks800〜900だ。150倍近くの違いがある。
また、空港ではUS$1をKs450で両替している。


闇両替の方法

マーケットなどに行くと、外国人観光客に闇両替屋が声をかけて来たりする。また両替商の看板を出している店もある。レートもまちまちだ。
ミャンマー人が外貨を手にするのは非常に難しいので、かなり高いレートを言ってくることもある。
取り締まりが非常に厳しい時期場合もあるので、信頼の出来る旅行会社等での両替が安心だ。ただし、逆両替は不可。


 

 

□ ミャンマーのビザ □


ミャンマーに入国する外国人は誰でも事前にビザ(査証)を取得しなければならない。 ビザ申請は、各国のミャンマー大使館で手続きをする。

観光ビザ申請に必要な書類
*申請用紙(大使館で配布)
* パスポートサイズ写真3枚
* 有効期間が3ヶ月以上のパスポート

*その他目的に応じてビジネスビザ、パッケージビザがある。

 

 

□ ミャンマーの強制両替 □



ミャンマーに個人旅行の観光ビザで入国した場合は、 入国時に最低US$200の両替が義務付けられているが、2003年8月より実際には強制両替は行なわれていない。 ただ正式に廃止との発表はないのでまた実施される可能性もある。 この強制両替は現地通貨チャットへの両替ではなく、外貨兌換券(FEC)への両替である。 滞在中にUS$200を使うようにとのことで、出国時の再両替は不可。 ただし、ビジネスビザまたは、旅行会社のパッケージツアーを利用した際のパッケージビザを取得した場合は強制両替の必要はない


 

□ ミャンマーの特産品 □




ロンジー

以前は「ビルマ」と呼ばれていたた国、ミャンマー。
昔から、各家庭に機織機が常備されていたとされる織物の国で、綿、絹、麻、毛などによる絣や綴織り、横糸紋織り、ろうけつ染などが発達していたといわれる。
仏教徒の国でもあるミャンマーは、僧達の必需品を提供する義務もあったとされ、その中に布ものも含まれていた。今でもロンジーと呼ばれる腰布を男女とわず纏い「布」としての織物を日常的に感じることができまる。

左はミャンマーの民族衣装、ロンジー(腰巻)の布地を売るお店。
全てロンジ-のサイズに切られて売られている。素材は木綿、絹など様々。柄によって男性用、女性用とあり、チェック柄は男性用で、刺繍をしてある物は女性用だ。 でも別に気に入った柄があれば特にこだわることはない。テーブルクロス、壁掛けとしても最適。


色々なロンジー

ミャンマー刺繍ロンジー 。ミャンマーで女性用として着用される
すその方に刺繍が施してあるロンジー

ミャンマーマンダレー、イカットの女性用ロンジー。
文様の刺繍も施されて美しい。

ミャンマー、ラカイン族の男性用のロンジー。
幾何学的な小さな降り柄の施してある。微妙な光沢がある。

ミャンマーのカチン族 、イカットの女性ロンジー。
独特の配色が鮮やか。




シャンバッグ

ミャンマーは、男性も女性も布を巻いただけのロンジーを着ているので、ポケットがない。
そこで活躍するのが、このシャンバック(シャン民族のバック)。
シャン族に限らずどの民族の人も使っている肩からかけるシンプルなデザインの肩掛けバック。

ウール地に独特の色使いと刺繍柄と両端のフサが特徴的。また、帯のところにミャンマー文字が刺繍されている。

ちょっと長めに肩からかけるのがオシャレな使い方です。



足元は草履


ミャンマーの人がみんな履いている草履。

ミャンマーでは正装でもこの草履を履く。

ちょうどビーチサンダル(ゴム草履)のようだが、履き心地は最高。
色やデザインも様々ある。
因みに今のファッションは女性用のハイヒールになっている草履(左写真の左)です





漆製品

バガンで作られているものが多い。
大きい物は家具から小さい物はコースターや灰皿などバラエティーも豊富。

日本の漆製品とは異なるが何重にも漆を重ね塗りし、その上に独特の模様を描いている。
全て手作りのため、同じようでもそれぞれ少しづつ模様や色合いがちがっている。

凝った物になると、作るのに一年以上もかかる。

最近、見られるようになった、黒一色の漆製品、彫刻の美しさが光る

カラフルな彩色を施された、漆製品





刺繍製品

黒地のビロード布にスパンコールやビーズを縫い付け、色とりどりの糸で刺繍を施している。
大きい物は壁掛けタペストリーから、キャップ、小物入れまで大きさも色々ある。

象の模様や天女の模様を施した物が多い。

マンダレー地方の特産で若い女の子達がひと針ひと針作っている。

 

 

□ ミャンマーの宝石・アンティーク □



ミャンマーは世界的にルビー、サファイア、翡翠の産地として有名です。特にルビーは「鳩の血の色」といわれる、世界の最高級品が産出されます。熱加工されていない原石の石を求めて、ミャンマーの宝石オークションにはヨーロッパ、アメリカ、日本など世界中のバイヤーが集まります。

旅行者が宝石を購入する場合は、必ず政府発行の証明書が出るお店で買うように。出国の際、この証明書がないと持ち出せません。
また、加工技術がまだまだなので、アクセサリー購入の場合は、留め金等の事前のチェックをお忘れなく。

漆製品など、ミャンマーの骨董品にはすばらしいものがたくさんあります。ただ、本物の骨董品の国外持ち出しは出来ません。従って通常売られている物は、ほとんど骨董とは呼べないものばかりです。古く見せる為に、新しいものを土の中にしばらく埋めて、店頭に並べる場合もあるとか。


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